令和6年度スローガン

「一人一役、みんなで飛躍」

第38代 会長 

第41代会長

樋口 高之

 

 この度、令和6年度会長を仰せつかりました、樋口高之でございます。商工会議所の隣で、保険・資産運用・住宅購入支援を行う、あおぞらフィナンシャルサービス(株)と、レンタカー事業・レッカー事業を行うディスカバリーグループホールディングス(株)を営みつつ、小6・小4の子供がいる、子育て世代の43歳です。青年部には26歳から加入しましたので、18年目となります。

私は、29歳の時、独立開業し、そこから14年間、ひたすらにお客様とお客様の人生に寄り添いながら、少しずつ少しずつ、事業を拡大してまいりました。ここまで平坦な道ばかりではありませんでした。独立時には悔しい思いをたくさん経験させていただきましたが、「真面目にやったやつが成功するという、当たり前のことを、自分自身で証明したい」その一心でここまでがむしゃらに走ってまいりました。独立から数年間は青年部活動も正直二の次というか、ほぼ幽霊部員の年もあったような、なかったような(笑)。

 そんな私でしたが、青年部の先輩や後輩の皆様から温かく見守っていただき、時には厳しく、時には胸にしみるやさしい言葉とともにご指導いただけたことが、何事にも代えがたい私の宝物でございます。

 さて、そんな青年部に少しでも恩返しというか、先輩方からしていただいたことの「御恩送り」という思いで、今スタートラインに立たせていただいております。

 スローガンは、「一人一役、みんなで飛躍」としました。青年部にはいろんなキャラクターが揃っています。それぞれ違う歴史・環境・専門知識・経験をもった強者ぞろいです。せっかくそんな経営者が57名以上もそろっているのであれば、うまく融合させ、1+1=2以上、3にも4にも10だってできると思います。それこそが集団で活動する意味であり、青年部の存在意義であると考えます。

 もっと突き詰めると、地域社会において、われわれ青年部の存在意義とは何なのでしょうか?

 私が考えるのは、我々中小企業が一社単独で地域貢献をしようとしても、費用的にも人的にも限界があります。しかし、我々青年部の仲間とともに、一社が二社・三社・四社・・・・・・・五十七社と力を合わせれば、きっと大きな、そしてもっと地域の人々の役に立つ団体になれると信じております。

 そのために、今一度、みなさんの知識・経験を青年部のためにお貸しください。みなさんの得意分野で構いません。一人一人が得意なこと、得意でなくても好きなこと、それをもっと青年部のために披露していただきたいです。

 ただし、ここで忘れてはいけないことが、やはり「本業のさらなる発展」です。我々が青年部活動をできている背景には、日々を支えてくれている大切な家族がいます。疲れを吹き飛ばしてくれる子供たちの笑顔があります。

 さらには、青年部活動で会社を留守にする間、会社とお客様を守ってくれる社員やスタッフがいます。我々経営者はこの当たり前というべき周りの支援者への感謝を忘れてはいけません。というか、感謝だけではダメなんですよね経営者は。やはり、仕事を見つけてくる、仕事でなくても、会社の発展につながる人脈を見つけてくる。人脈でなくても、有益な情報を仕入れてくる。これこそが、我々経営者が青年部活動に参加するミッションなのだと強く思います。

なので、青年部活動では、もっと仕事の話をしましょう。もっと真面目な話「も」しましょう。委員会の時でも、飲み会の時でも。(今年はPRタイムをしっかり機能させます)

 私の指針はシンプルで、私が青年部に入ってから今までやってきて「嫌だったこと・ムダだなと思ったこと」はすべて見直そう(もちろん、執行部に相談の上で、ですが)そう考えております。

 また、報道などをみても、飲み会翌朝の飲酒運転摘発も増えてきております。くどいようですが、我々経営者には、家族と社員、社員の家族の大切な未来がかかっております。そもそも、二日酔いの状態では仕事の質が明らかに落ちていますよね?そんな経営者で、この激動の時代生き残っていけるのでしょうか?

ということで、青年部のオフィシャルな飲み会は、どんなに遅くても夜23時台には帰宅しておくことを目指します。その時間を逆算し、例会やイベントの開始時間を早められることは極力早めることを目指します。時代が確実に変わってきているのです。我々青年部活動も、今までに縛られず、進化しないと!

 最後になりましたが、会社経営も青年部の委員会経営もいい時ばかりではありません。時にはよくない時も必ず巡ってきます。皆様の隣のメンバーが悩んでいるとき、あなたがそっと寄り添ってあげてください。私よりもあなたが寄り添った方がいい場合もあります。あなたにしか癒せないメンバーだっているかもしれません。

 一人一役、そういう小さなことの積み重ねで、きっと組織は強くなれる。一人一役、メンバーが平等に時間と負担を共有すれば、一人一人の時間と負担は少なくて済むはずです。それで浮いた時間・負担は、本業のさらに飛躍につなげましょう。本業を発展させ、地域に貢献し、さらにまた本業が発展する。そんな好循環を、みんなで目指しましょう!みんなで飛躍しましょう! それでは、一年間よろしくお願いいたします。